日比谷にも住みたい

日常雑記絵日記ブログ「荒川区に住んでます」の宝塚観劇記録用の日比谷別宅です

宙組公演「Shakespeare」を観劇した話と町屋駅荒川方面口のつらさ

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風が強い

千代田線町屋駅の荒川方面出口は、特に大手町方面から帰ってくると、風は強いし階段は深いし長いしで(地下から地上まで3階ぶんくらいある)、疲れた体に鞭打ってくれるデッドゾーンです。あと、エスカレーターもエレベーターもないし。出てすぐにある信号は長いし。

さて先日、宝塚宙組公演Shakespeare 〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』『HOT EYES!!』を母と観に行ってきました。

お芝居は、タイトル通り劇作家シェイクスピアを主人公とした物語。起承転結がとてもわかりやすくて、悪役かと思われたキャラクターも憎めないドジっぷりを披露し、最後は大団円なストーリー。(悲しいこともあったけど)。
宙組さんを生で観るのは今回が初めて! トップスター朝夏まなとさん(以下、まぁ様)が演じるのは、演劇に情熱を燃やす若きシェイクスピア。田舎から都会へ出たはいいものの、自分の芝居に賭ける純粋な気持ちとは裏腹に、芝居小屋のパトロンの貴族たちの政治的思惑に利用されてしまい、妻や周囲が見えなくなってしまう青年という役が、まぁ様のギラギラした目力とエネルギッシュな佇まいにとても似合ってた気がします。
しかもシェイクスピアは、余裕をなくして奥さんに当たるわ家に帰らないわで、知らない間に奥さんが子供を連れて出て行っていて、さらには……と、ショックを受ける展開を迎えるのですが、苦悩するまぁ様を見ていたら、苦悩と憔悴ぷりがあまりにもかっこよすぎて、「仕事してたんだから仕方ないよ!」 と思ってしまいました。かっこいいって恐ろしい。
とにかくまぁ様の手足が長くてかっこよかったな〜。いや〜おもしろかったです。

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シェイクスピアの妻役の実咲凛音さんも、主人公にインスピレーションを与えてくれる、美しく快活で才能溢れる女性として登場し、そしてその輝きがだんだん夫とのすれ違いによって翳りを見せていくところなど、なんとも説得力がありました。

一緒に行ったうちの母は2番手スターの真風涼帆さんのファン。今回はヒゲつけてましたが、これがまたかっこよかった。ヒゲつけた女子に悶える日が来るとは。男役っておもしろい。「1789」観て以来のコマちゃんもかっこよかった。

かっこよかったしか言ってないな! かっこよかった!!

ショーは、宝塚名物の大階段が幕開けから最後までずっと出ているという珍しい演出でした。
それにしても宙組さんは、みんな背が高くてスタイル良くて、夢の世界度が3割増しですね。

夢の世界からの帰り道、駅の階段がつらくて、宝塚のスターさんたちは笑顔で何度も階段を上り下りしてすごいよなあと、つくづく思いました。

今回、いつも宝塚も一緒に観に行く夫を置いていったので、夫がすねていました。
チケット取りたい? と聞いたら「どっちでもいいかなあ」というので夫のぶんのチケットをお願いしなかったのだけれど、やっぱり観たかったらしい。

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