日比谷にも住みたい

日常雑記絵日記ブログ「荒川区に住んでます」の宝塚観劇記録用の日比谷別宅です

龍真咲さんコンサート『Voice(赤坂ACT)』に行った

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宝塚日記が続くと、ブログタイトルが「荒川区に住んでます」じゃなくて「荒川区からいつも日比谷に出かけています」になってしまうじゃないのよ、と自分でも思いますが、今日(20日)が千秋楽なのだから、書かねばなるまい!! 

先日、月組トップスター龍真咲さんのコンサート『Voice(赤坂ACTシアター公演)』に行ってきました。
前回のコンサート(ドラゲ)も楽しすぎましたが、今回のコンサートも笑いあり涙ありの盛りだくさんで、終演時には「ありがとう真咲さん……ありがとう月組のみんな……」と、しばらく放心状態になりました。

コンサートは2部構成で、まず1幕目は、真咲さんの今までの出演作の曲を、お芝居仕立てで。真咲さんとの思い出が駆け巡る。2幕はわちゃわちゃと明るくて、笑えて、すごく楽しかったです!! ベルばらオスカルの格好で歌いながらはりぼてペガサスをキーコキーコと漕いでいる美しい姿に、さんざん笑わせていただきました。ポルノグラフィティの『オー! リバル』とか、モー娘。の『Moonlight Night』とか、選曲も面白かった! 初めて聴いたんですが、どちらもいい曲ですね。

あと、コンサートに出演の月組の組子さんは少人数精鋭だったんですが、実は影にあと10人くらいいるのではと思うほど、コーラスがとても素敵でした。組子紹介コーナーがあったので、今までいまいち覚えられていなかった組子さんの顔と名前と特技をしっかり覚えることができました!

そしてそしてアンコールで真咲さんがソロで歌ったイエモンの『SPARK』が……!!
とても素晴らしかったです!!!
この人はこういう美学を持っていつも演じたり歌ったりしてたのね、と、真咲さんの心のうちが見えたような、そんな絶唱でした。気合入ってるなあと思ったら、ご本人も歌い終わったときに「なんか興奮した」とおっしゃっていました。やだ、私が観にきてるから!? 私のため!? と思って私も興奮しました。

ということで真咲さんの退団発表から、「退団公演の『NOBUNAGA』も面白いことやってくれるんだろうなあ、もちろん退団後も楽しみね!」なんて言ってたんですが、いざコンサートを見ると、”男役・龍真咲”はいなくなってしまうのか……と、今さらながら退団へのカウントダウンを実感してしまい、寂しくなってきました。真咲さんは、サービス精神旺盛で、明るくて、だけどどこか孤独な空気を纏った独特なスターさんだと思います。(勝手なイメージですけども)。彼女の男役をまだまだ観ていたいです。それにしても信長役、似合いそうですね。楽しみ!!

そして今日、大阪行きたかった!! あー、もう1回観たかった!!!

しかし真咲さんといえば一番印象に残っているのが『大阪侍』で官軍の格好してきりやんをびびらせていた姿(「なんだまさおかー!! 驚かせるなよまさおー!」な場面)だ……。

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大画面テレビで観るNHK版宝塚最高

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興奮しすぎて血圧が上がったのか、なんか胃液がこみあげて戻しそうになりました。

本日放送だった、宝塚雪組『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』NHKBS版は、私の大好きな場面、『♪SUNNY』のところで早霧せいなさんがキザりながら髪を後ろになでつける場面が、高画質しかもDVD版よりも引きで長めに映されている気がしました。こりゃ素晴らしいカメラワーク。
指示したディレクターは最高!!!!

このショーは、ここ最近観たショーの中でも息つかせぬ怒涛の展開な感じがすごく好きです。夫は、観るたび「エスメラルダって結局何なの?」と呟きます。確かに「♪君はエスメラルダ〜 燃えろ!! エスメラルダ〜」などと歌っていて、初めて聴いた時は「エスメラルダ」はガンダム的なロボットか何かなのかと思いました。(たぶん観た人はみんな思うと思う)。でもその勢い余ってよくわからん元気な世界が、一本目のお芝居(『星逢一夜』)の悲しさ、シリアスさと相まって大好きです。
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夫を見ても、えづきはしないんだぜ。

テレビは、ソニーBRAVIAにしました。リモコンにNETFLIXボタンがついているのでNETFLIXはもちろんのこと、youtubeやら huluやらがアプリから見られてとても便利。ただ、NETFLIXが視聴途中で落ちるのはどうしたものかというのが目下の問題。今まで、父が数年前に単身赴任したときに買ったぼろっちいテレビを私が一人暮らしを始めたときにもらって、夫と暮らし始めてからもそのまま使っていて、夫は「べつにテレビ観ないから買わなくていい」と渋っていたのですが、買い換えてよかったです。新しい型のほうが省エネにもなるし! 
夫も「買ってよかったね!」と、いつものように手のひらを返しました。

雪組公演『るろうに剣心』を観てきた


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宝塚雪組公演るろうに剣心』を観に行ってきました。
超眼福でござった。

るろ剣は、小学生のときに漫画で読んでいました。が、最終回までは読めてないので、だいぶお久しぶりだったのですが、敵キャラの名前とかけっこう覚えてるものですね。夢中で読んでいたものなあ。

宝塚版は、オリジナルストーリー&オリジナルキャラが敵役で出てくるので、いったいどんな話になるんだろう? と期待大でしたが、とても楽しかった〜。

雪組トップスター早霧せいなさん(以下、ちぎさん)の剣心は、漫画版の剣心を3Dプリンターで印刷したよ、みたいなかんじでした! もともと剣心はいかにも少年漫画の主人公らしいキャラクター(普段はぼーっとしてるけど実は最強だぜ、なところ)ですが、「おろー」とぽやーんとした普段の姿と、まるで刃の切っ先ような鋭さと殺気を見せるところのギャップ、そして笑っていても常にまとわりついている寂しさや孤独。そういう複雑さを、ともすればとっても漫画っぽくなりすぎそうなところを、よくぞちぎさんはサラリとかっこよく表現して見せてくれたと思います。特にちぎさんの剣心は、話し方がとても穏やかなので薫や弥彦が懐くのも納得。最初の奥さんとの悲しい過去のエピソードも、うまいこと詰めたなあというかんじ。それにしてもちぎさんは本当に美人ですね。そしてあんなにお芝居で大変な殺陣をしまくっているのに、最後のレビューでは踊りまくっていて、私がちぎさんの1日を体験したら開始20分くらいで死ぬなあと思いました。

ヒロインの神谷薫を演じる咲妃みゆさんは、喉が本調子ではないのかな?、私が観に行った日は少しハスキーボイスだったのですが、それが下町の剣術小町っぽくて、いい味になっていました。咲妃さんは、お芝居はもちろんショーなどの短い場面でも、場面ごとに違う人に見えて(憑依系役者というんでしょうか)、演技することが本当に大好きなんだなあと、応援したくなる女優さんです。今回は「おてんば薫ちゃーん」というかんじで可愛かったです。

短い上演時間で、薫が剣心に惹かれる理由、剣心が薫を守りたいと思う理由をどう観客にわからせるか、というのが難しいんじゃないかなあと思って観てたのですが、正直駈け足だなと感じた部分も多々ありましたが、最後の薫の台詞「流浪人のあなたが好き!」のひたむきさ、そしてそれを受けた剣心の、他人と距離を取っていた「おろー」の鉄壁が、居場所を見つけてふわりと消えたさまが、見つめあう剣心と薫の姿で理解できて、ああこの二人はずっとこれから一緒に生きて行くのね、良かったね!、ということで、宝塚らしい愛に溢れた大団円となりました。とても面白かったです。

そしてそして宝塚版のオリジナルキャラ、加納惣三郎を演じる望海風斗さん、登場からもう目が離せなくなる存在感。とにかく歌がうまかった〜!! そしてねっとりしていた。キャラクターとしては、だんだん江戸川乱歩の小説に出てきそうな変態悪役っぽくなっていて、もう悪すぎて面白すぎたんですが、悪役らしい悪役の生き様が、痛快でかっこよかったです。

他のキャラクターもみなさんイメージ通りで、とってもかっこよかったのですが、月城かなとさん演じる蒼紫と御庭番衆軍団が、おどろおどろしいのにアイドルグループっぽかったのが新鮮でした。
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根本的にみんな真面目そうに見えるんだろうか、御庭番衆……

前作『星逢一夜』では、我が家は夫婦で泣かされまくった雪組さん。おお、来週BSで『星逢〜』の放送があるので録画しなくちゃだ。
今回は泣くストーリーではなかったですが、とても楽しかったです! 雪組さんのビジュアル力の高さも活かしたミュージカルだったと思います。

この日記を書いているとき、熊本の地震がありました。こわいですね。ちぎさんやみゆちゃんも九州ご出身、さぞご実家が心配でいらっしゃることでしょう。地震ほんとうにやだなあ……。